幸せのレシピ　patisserie La La Sweets

『う～～～ん！！うぅぅうううぅううぅぅぅ～～～！！』
５年前のこの時間、私は産婦人科の分娩台の上でうなっていた。


前日の夕方長男のお迎え、保育園の園庭でお腹がはって歩けなくなった。
７月４日の予定日を３日過ぎていた。

周りのお母さんや先生が『陣痛じゃないですか？？』

『いやいや・・・いつものお腹の張りですぅ・・・』
毎日立ち仕事をし続けていた私には、お腹の張りはいつものこと。


『さぁ～～お腹の張りがおさまった！今のうちに家に帰ろう☆』


長男の出産に３０時間もかかっているから・・・まだまだ陣痛じゃないって思い込んでいた私。。。。と主人。・・・・でもね、あっという間に、５分間隔で痛みがやってきた。あわてて主人に電話をしたけど、それまでにも何度も『産まれそぉおぉぉぉ・・・』っと言ってたから、オオカミ少年のよう・・・・、いくら待っても主人は帰ってこなかった。


陣痛の間、お笑いTVを見て痛みをまぎらわせて、主人を待った。

連絡してから、３時間後～～～～～。
『遅いよ～～～！！今度はホント！！もう～遅いよ～～～！！！』

６年ぶりの出産だ☆



病院に着いたのが、９時３０分。すでに痛くて歩けなかったぁ。
車椅子で、そのまま分娩台へ・・・・・・・・・・・・。


看護婦さん『は～～いすって～～はいて～～～♪』　
私『ひゅい～～～～～ひゃぁ～～～～～』

痛みが襲ってくると、ひゅい～ひゃあ～っと言いながら、お笑いのテレビのネタを思い出してごまかした。長男のときよりは、かなり大騒ぎをせずに冷静だ。いいぞ私。大盛りのカツ丼・布団がふっとんだ～ロシアの殺し屋はおそロシア～・おいしいことや楽しいことを考え続けた。


でも限界がきた。
私『んぅ～～～～～～～もうだめだ、いきみたい～～～～～～～！』
主人『もう少し我慢だよ～～～～～☆』



私『もう～～～～生まれるよ～～～！！先生呼んできてよ～～～』
主人『看護婦さんが、まだだって言ってたから、まだだよがんばって！』



私『私が生まれるって言ってるのに、まだも何もないから～～～～～』
主人『え～～でもまだじゃない？？』



ピッピッピッ　　ピーン（時計の音）




主人『よーし！いいよ～～～がんばれ～～～～！！』
私『何がいいの？？？うぅ～～痛い～～～何がい～の～？？？』






主人『七夕だよ♪（にっこり）』

私『？？？～～～～～～～～～～～？？～～～～～～～？？』





そのときの私の心の声
（だから？？七夕だろうが一日早かろうがなんでもいいのよ、この痛みがわかる？この痛みが１分でも１秒でも早く終わるほうがいいのよ～なに言っちゃってるのよぉ～！！）





私『ぶぐぅうぅうううううううぅぅぅぅぅうｘｘｘｘｘｘｘｘｘｘｘｘｘ・・・・☆☆☆』
次男『おぎゃぁ～～～～～～！』

こんなやりとりの中、待望の次男が七夕に誕生しました♪



ウチの主人、ロマンチックでしょう（笑）！？

おかげで、みんなに誕生日を覚えてもらえて、誰からも祝福される幸せな次男です！！
今日のお誕生日会・・・・さぁ～どんなお祝いにしようかな？？
ケーキはどんなケーキかな？？