2021年01月20日

そろそろ復活します!

こんばんは、MASAです!

私事になりますが只今自宅にてリハビリをしていましたが、近々仕事復帰できるくらい回復してきました。

暮れから今までケーキの種類や焼き菓子の欠品等お客様には色々とご迷惑やご不便をおかげしましたが徐々に以前のように揃えていければと思っていますのでこれからもまたよろしくお願いいたします。

既に店頭に張り紙等でお知らせをしたりブログ等でご存じの方もいらっしゃると思いますが先月のクリスマス前に緊急手術を行うことになってしまいました。(詳細については前のブログをご覧ください)

病名は『硬膜内随外腫瘍』というあまり聞きなれないもので10万人に1人か2人発症するする病気のようで、自分の場合は脊髄に腫瘍が5センチほどできていてそれが神経を圧迫して足の痛みや痺れをおこしていて歩きにくい状態が続いていました。

手術の前々日まで痛みは我慢できるくらいだったので本来なら2月のバレンタインの準備までしておいてから手術を行う予定でした。
しかしクリスマスの一週間前に激痛が走り、歩くことが出来なくなるほどどうにもならなくなりました。

これから年末に向けて忙しくなるの時だったので店のことが心配だし入院の準備もしていませんでしたが激痛はさらに激しくなりました。
何より大変だったのが排尿障害で自力でオシッコが出来なかったことです。

先生が自力でオシッコが出ないとなると一刻も早く手術をしたほうがいいとなり急遽手術となりました。
幸い翌日なら執刀医、病理検査医などチームが組めるということもあり決断しました。
この時午後の4時くらいで手術は翌日の午後1時予定、それまで約21時間痛みと戦うことに。
手術までは個室で過ごしましたがベッドで寝ることもできず、ただ腰かけて目はつむっていたけど背中を揺らしながら痛みをごまかしつつ、たまに時計を見てはまだこんな時間かあぁと早く時間が経つのを願っていました。

手術は4時間半くらいっだったと後で聞きました。
手術前に、神経に絡んでいる腫瘍を取る際に万が一神経を傷つけたりして足が動かなくなったり以前より痺れがひどくななることもあることを承知してくださいと説明がありました。
死んだほうがましと思うくらいの激痛から解消できるならと思いすぐに承諾しました。
手術は成功でした。
全身麻酔がきれて目を覚ますとカミさんが心配そうにこっちを見ていて指(足の)動く?と言ったので動かしてみたらとりあえず動いたので良かった~とほっとしたのを憶えています。

一晩は集中治療室で過ごし翌日には一般病棟に移りました。
術後の痛みはあるものの、あの痛みからは解放されたことは本当に良かったですね。

この後からは徐々にリハビリをしていくわけですが長くなりそうなのでまたの日に更新したいと思います。

最後に思うことは時期的(クリスマス、年末年始)には大変でしたが、タイミング的には良かったと思っています。
今回こんなことになって感じたことは仕事をしていると特に自営業の場合、少しの病気や怪我でもなかなか休むことが出来ないと思いますがまず体があってそれでいて健康でなければ仕事はもちろん遊ぶことも出来ない。
自分の場合、何年も前から何となく足に痛みや違和感があり去年の春過ぎから足の痺れがあり、だんだん歩きずらくなったりしてきましたが全く原因が分からず毎日毎日毎食後に痛み止めやら痺れ止めやらの薬を5種類ほど飲んでいましたが良くならず過ごしていました。
自分の場合は通っていた医院を変えて血液検査をして紹介の紹介でMRIを撮り腫瘍が見つかりようやく根本的な原因を見つけることが出来ました。

今回急遽、手術となりましたがもしタイミングが悪ければ歩けなくなったり排尿障害が残ったりということがあったかもしれません。
もしどこか痛かったり少しおかしいな?と体の異常を感じたら早めの受診を強くお願いしたいと思っています。
あの時もっと早く病院に行っていたらなぁとならないために。










  


Posted by Rei at 22:20家族ケーキ屋病気のこと

2021年01月20日

『激動の1ヶ月☆後編』

東京の大学病院に緊急入院手術したのが12月17日、それからリハビリを必死で頑張った主人、年明け1月2日お正月休みに退院になりました。朝早く家を出て迎えに行って来ました!新宿の空が『おめでとうよかったね』って言ってるように見え心に染みました。




出会ってから22年、16日間も会わなかったのは初めてでした。退院の日久しぶりに会う主人は、体重が6キロ落ちてちょっとスッキリして出会った頃のよう。足のしびれがまだありリハビリ途中、杖をついてちょっぴりおじいちゃんみたいに見えて笑っちゃいました。


入院中のこと。

主人からLINEが入ったのは、手術から5日後のことでした。

『7階にうつったよ』

待ちに待った、主人からのLINEでした!!まずは『体調は大丈夫?』でしょ??なのに、私ったら『何人部屋になった??』って送ってしまったんです(笑)『4人部屋だよ』に1人大歓声♪♪

集中治療室から病室に移って、3日目だったようです。それまでの時間はずっと上を向いたまま背中には大きな手術あと寝返りもうてず、たくさんの線に繋がれたまま、ご飯は何を食べてもまったく味を感じなかったようです。

何度も同じ夢を見たようで、クリスマスの遊園地の中をストレッチャーに乗せられてぐるぐる連れ回される夢を何度も何度も・・・。可哀想に主人はひとりでクリスマスと闘っていたようです。

手術から3日目には、『歩いてみましょう』リハビリが始まったそうです。脊髄の髄膜まで開いて手術したばかりなのに。でもこの早めのリハビリが神経を繋ぐ大切なリハビリになるそうで、歩行器に頼りながら50メートル。たかが50mされど50mだそうで汗をびっしょりかきながら、必死の一歩一歩だったようです。5日目には『階段を上がってみましょう』、これはさすがに1段しかあがれなかったようですが。歩くと腰が抜ける感じがしてたそうで、私が想像するに生まれたての子鹿みたいな感じでしょうか。。。

リハビリの先生から指導頂き、かなりハードなリハビリをこなしたようです。

『テレビでマックのCMを見ると泣けちゃって』病院の時間は長くて、テレビを少し見て、スマホを少し見て、楽しみは味を感じられるようになったご飯だけだったようです。あとはすべてリハビリ、末娘を思い出し早く自宅に帰りたいと強く思ってくれたようです。これがすべての原動力となり、自主リハビリにもかなり必死で頑張ったそうです。





その甲斐あり早めの退院が決まり、お正月に迎えに行って来ました!病院も正月休み中だったので、患者さんには誰にも会わず、会計もせず、行ってさらうように連れて帰ってきました。

小3の末娘は、兄達にも寄せ書きを、折り紙に仕上げて待っててくれました。

何より退院を一番喜んだのは、主人の両親。12月初めに『腰が痛いから、1月末に手術するよ』しか話してなかったから、緊急入院手術に一番驚き、心配していたと思います。本当にごめんなさい。


主人が帰宅した翌日の、1月3日から私は仕事初めでした。

正月3日、4日、5日と仕事して帰宅したらパジャマンマが4人(主人、長男、次男、末娘)もいるじゃありませんか、さらに『夕飯は何にする??』みたいな感じです。私の表情に『俺は勉強してた(次男)』『俺はリハビリ(主人)』『俺は・・・寝ぼけてた(長男)』『私お風呂掃除した、パパ全然リハビリしてなかったよ!』末娘からチクリも入ります、これは怒りますよね!これは怒ってもいいところですよね??

はい全員集合。

落雷&破動砲発射!!

全員撃沈と共に、テキパキ動き始めます!次男は得意のカレーを作り、長男は末娘を車に乗せて買い物へ、主人は生ぬるいリハビリではなく、元々のハードなリハビリスケジュールに戻し私の監視つきになりました。

何のために、私もスタッフも頑張っているのか?誰のために、私もスタッフも必死なのか??ということです。

その日から我が家は分担業が始まりました。学校も始まり子供達は元気に通い、毎日主人の作る美味しい夕飯が待ってます!私も必死で主人の分も働きます!

今私が鬼にならないと、病院での苦しかったリハビリも台無しになります。あとで私も主人も後悔することになります。それから主人はまたリハビリを本当に本気でしてくれたおかげで、足のしびれもかなり改善しました。自宅でできる仕事はすべてしてくれてます。マジパンの製作や、在庫の発注、さらにリモートワークでスタッフと打ち合わせもバッチリです。

でもね、やっぱり主人がいないともう店が回らないんです。『お店をしばらく休もうかな』何度も考えましたが、お客様からの『お店を開けててほしい』『できる範囲でいいから、誕生日ケーキ作ってほしい』『お菓子もできるものでいい』そう言っていただいた温かい言葉に支えられて、主人の気持ちを考えると店を潰すわけにはいかないという強い気持ちで今までやってこれました。

主人がやっぱり必要です!!そう、だって主人の店なんだもの。

主人の体調の経過もすこぶるよくて、疲れた私より元気なくらいです(笑)主人が少しずつ、店に顔を出してくれると言ってくれただけで、私も元気が出ます。スタッフも本当にホッとすると思います。

今までは、店にお菓子やケーキが少なくなり、早い時間にケーキが売り切れになる日もありました。

大変お待たせして申し訳ありません!少しずつ、いつものララスウィーツに戻ります。かけていただいた温かい言葉は、ずっとずっと忘れません。助けてくれたスタッフにも感謝の気持ちを忘れずに、これからも私達夫婦は力を合わせてがんばります!次男も無事に高校が決まり、受験翌日から店を手伝いに来てくれてます。少しの手伝いが私にとっては大きな力になりました。

私にとって本当に忘れることのできない、激動の1ヶ月となりました。

長文、お付き合いいただきありがとうございました!また末永くよろしくお願いいたします。

  

Posted by Rei at 14:08家族ケーキ屋