2016年11月25日

『溢れる思い☆剣道と私』


高崎スポーツ少年団・歓迎越谷スポーツ少年団:さわやか交流館にて


我が家の高2の長男と小5の次男は剣道をしている。


長男が中学からはじめて、もう5年になる。この間私は仕事やら末娘がうるさいやらで、ほとんどの大会を応援に行けず・・・もう中学だし、もう高校だし・・・なんて自分に言い訳しながら来たような気がする。

次男が昨年から剣道をはじめ、ごくごくと水を飲むように剣道を習得し、のびのびと伸びてきた☆こんな大事な時期を見逃してはならない!!そう思ったら、昔の私(長男がテコンドーを習っていたころの)が溢れ出てきて試合のたびに剣道の応援に夢中になった。

夢中になればなるほど、欲が出るのは私のほうで・・・

子供たちが負けるたびに、『勝てた試合じゃなかったのか?』『踏み出しが遅かったんじゃないか?』何日も何日も思い出すたびに、言葉に出てしまって。子供たちははじめはうなづいてきていたけど、気づくとお風呂がめちゃくちゃ長くなってたり部屋に入るのがめちゃめちゃ早かったり。次男はへそを曲げたり。それでも全然きづかなくて、私は子供たちの顔を見るたびに剣道の話をした。


忘れもしない10月30日の試合から帰宅、2回戦で試合に負けた次男に『あーした方が、こーした方が』と溢れんばかりの私に、しばらくながめていた長男がひとこと。。。

『帰ってきてから剣道の話しかしてないよ、気づいてる??コーチじゃやないんだよ、母親でしょ??あれじゃ、かわいそうだよ。』


返す言葉がなくて・・・

長男も次男も手を抜いてやってるわけではなく・・・本気でやってるよと話してくれた。家でまで剣道ばかりじゃなくて、音楽のこと・ともだちのこと・ゲームのことだったり、したい話は他にもたくさんあるって言ってた。剣道の話をするときは私は怒っているらしい。反省ばかりだ。

あれから1か月。家ではまったく剣道を話をしないようにした。


『今日は剣道の練習どうだった?』と聞くと長男も次男も、いろんな話をしてくれた。

長男は西毛地区大会に高崎Aチームで出せてもらった。いつもは敵チームの選手と同じチームとして戦うことは、本当にいい刺激になったらしい。相手の真の強さを感じ助けられてみて、自分の弱さを知りチームでの自分の役割が分かったようだ。西毛地区大会の高校生男子5人で打ち上げに出かけた。帰宅した長男は『最高の一日だった。また自分のチームでがんばる』と話してた。うれしかった。


次男は23日に大会があった。

負けても涙が出なかったのは試合の内容にあるようで、自分の良いところ足りないところが自分で見えてきたようだった。技術はぐんぐん伸びているようでも、気持ちが一緒に伸びてゆけないのは・・・私のせいだったかな?冷静になってみて、この頃ちょっと感じてる。

ダメだったところを指摘するのではなく『ここがよかった!!』『次はいけるよ!!』声をかけよう!これからは自信をつけて心もぐんぐん伸びてほしい。

本当はね、剣道の話をしないと決めたこの1か月。誰よりも気持ちが楽になったのは、私だった。子供たちは私を見ている。溢れるおもいに誰よりも苦しくなってイライラと怒る私に・・・。でもねその溢れる思いが愛情だということも、きっと長男はわかってる。きっと次男はわかってない(笑)


どこのうちの親もみんな、子供たちに感謝してるのよ。試合に応援に行けて、心の底から喜び、心の底から悔しいと思えることを。こんな思いをさせてもらえることに、親はみんな感謝してるの。その感謝の気持ちが時々どこかへ行ってしまうの・・・夢中になりすぎて。

時々、親だって自分を見失うから・・・・だって人間だもの。子供たちに感謝の気持ちを込めて・・・

『いつもがんばってくれてありがとう!またがんばってね~、まだまだいけるよ!!』あっ、やっぱり欲が出ちゃった(笑)

  


Posted by Rei at 09:54家族